▽競合ソフトとの協同

姫踊子草と類似の動作をするソフトウェアを併用したい場合もあると思います。

併用はなるべく避けた方がよいのですが、それぞれが得意とする分野の違いもあり絶対回避というわけにはいかないのが現実でしょう。

その為の機能をいくつか用意しています。

競合ソフトウェアからの入力も処理対象にする

Windows 自体は実際のキーボードから入力された操作なのか、仮想的に入力された操作なのかを区別することができます。姫踊子草からの出力はすべて後者に該当します。

姫踊子草は他のソフトウェアから送られた後者相当のものは通常手を付けません。

しかし、この項目にレ印を入れると後者相当も処理対象とします。

無論次の項目にある値を適切に設定しないと姫踊子草の出力を姫踊子草の入力に繋いで操作不能になることがありますので注意して使ってください。

姫踊子草が使用する拡張識別子

姫踊子草が出力した仮想入力操作を姫踊子草自身が再処理しないようにこの値を設定します。

64ビットの10進数または16進数値(0xを先頭に加えること)を指定できますが、32ビット版Windowsにおいては下位32ビットしか用いられません。

注釈

Win32API の SendInput 関数に指定される INPUT 構造体の、 KEYBDINPUT 構造体メンバ ki にあるULONG_PTR 型のメンバ dwExtraInfo にそのまま用いられます。

無視させる走査符号

こちらは旧版の最終版近くで実装されたのどかとの併用機能に相当します。

のどか側の説明書のうち&Syncおよびdef syncの内容を参照してください。

def sync で指定したスキャンコードをこちらで指定する形になります。

もちろん他の目的でも必要に応じて利用いただいて構いません。