SciTE/Scintilla いろいろ。
これらは SciTE および Scintilla に対する私的日本語関連作業成果物です。
Some notes writen in English is available.
Scintilla162plusJpn.zip - 1,387,549 バイト
中身についての解説は上記アーカイブにも readme.html として入っています。寄付ぼしうちう。
Scintilla 1.62+
- 文字単位で折り返すことができる Wrapmode 2 を追加した。
SciTE 1.62+
注: ほとんどの点において、私自身は Windows 版のソースコードしか触っていません。
- 上記 Wrap mode 2 に対応する実装を行った。設定ファイルとオプションメニューの双方で利用可能。
- SciTE の作成者・寄贈者を表示するダイアログにおいて、翻訳リソースの提供者が自分の名前を自分の言語で記入できるようにした。font.translators 属性でクレジット表示の翻訳部のフォントを指定可能。
- タブバーに与えられているフォント情報を修正。
- 原語で "Go to" になっているメニューを "Go to line" に変更した。でないと翻訳が適用できない。
- 翻訳リソースのうち、メニューとそうでないもので共有する文字列の中に (&X) がある場合、メニューでなければ括弧ごと削除できるようにした。
特性ファイル(properties file)
特性ファイルは相互に次の関係にあるらしい。競合があった場合は「実際の挙動」に近い側の指定が優先される。
- 実際の挙動
- SceTE.properties = フォルダ内独自の特性ファイル。そのフォルダにある。
- プログラミング言語(等)に応じた特性ファイル。
- SciTEUser.properties = ユーザ独自の特性ファイル。OS のユーザー情報フォルダにある。
- SciTEGlobal.properties = 共有の特性ファイル。SciTE 本体と同じフォルダにある。
locale.properties は SciTEGlobal.properties と同じ扱いにしていいと思う。
応答を待つコマンドと待たないコマンド
コンパイル・リンクなどでは応答を待つ。
編集中の HTML をブラウザに表示させるなら応答は待たない。
各種外部コマンドの実行はどちらもあり得る。
そこで、応答を待つコマンドは対応する記述を左辺にして command.****.subsystem=0 または =1 (コンソールアプリ用/GUI アプリ用) にしておけばよいと思われる。これで SciTE の出力部に応答文字列が流し込まれる。
応答を待たないコマンドでは ShellExecute を使う設定にする(command.****.subsystem=2)。
command.mode.**** の方で指定するときはカンマ区切りの項目群の一つに subsystem:console, subsystem:windows, subsystem:shellexec のうち適当な一つを含める。
バグとか
- 検索の際のデフォルト文字列がおかしくなることがある。特に ASCII 外の文字。
- 一部のメッセージもおかしくなることがある。
indent.maintain.<filepattern>
が機能しているのかどうか少々疑問。
- デスクトップにセーブしようとするとハングアップしてしまうことがある。
- 印刷機能で PDF を出力するもののうち クセロPDF だとうまく表示されないことがある。PDFFactory だと大丈夫っぽい。けど、PDFFactory は PDF 以外の部分が結構ヤな設計だ。
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