入手時・設置時の問題¶
ダウンロードしたユーザー数が少ないため…と警告される¶
まず対策を示します。事態の要点について知りたい方は問題の原因と対策をご覧ください。
インストーラのダウンロード時と実行時で計二回警告される可能性があります。他にもウイルス対策ソフトが同様の警告を出すかもしれません。
Windows 10 の場合¶
ダウンロードをしようとすると、次のような文が表示されることがあります。
ダウンロード時の例¶
上図のとおり二つのボタンがあります。このうち実行ボタンをクリックなどで動作させてください。ただしダウンロードだけ行われますのでコンピュータ内のどのフォルダに保存されるのかを把握しておいてください。よくわからない場合はエクスプローラーを起動し、左側に列挙されているであろう『ダウンロード』の中に保存されていることがあります(次の図を参照ください)。
実行時の例¶
ダウンロード先のフォルダから改めて実行しようとすると、今度は次の画面が表示されます。ここで左中程の『詳細情報』をクリックなどで実行すると次に進みます。OKボタンをクリックしてしまうと何もできないので再度インストーラを実行してください。
次のように画面が変化しましたら、実行をクリックなどして動作させると設置(インストール)が始まります。
Windows Vista などの場合¶
ダウンロード時の例¶
ダウンロードをしようとすると、次のような文が表示されることがあります。
ここで操作ボタンを主ボタンでクリックなどすると、保存はできますので、コンピューター内のどのフォルダに保存したのかを把握しておいてください。保存先がよくわからない場合はエクスプローラーを起動し、左側に列挙されているであろう『ダウンロード』の中に保存されていることがあります。
実行時の例¶
ダウンロード先のフォルダから改めて実行しようとすると、次のような警告画面が出ることがあります。このダイアログが出ましたら、左下の詳細オプションと書かれた左にある v を○で囲った部分をクリックしてください。
すると下図のように実行ボタンが現れます。この部分をクリックすると、改めての確認の後インストールができるようになります。
改めての確認は次の画像のようになっています(執筆時現在)。
問題の原因と対策¶
不当に強く警告されているだけですのでそのまま実行してください。
ただし姫踊子草でもそれ以外でも、同様の警告が出たときは、ご自身が何をやっているのか理解の上で進める意識を保ち続けるほうがよいでしょう。
マイクロソフトのサイトにSmartScreenフィルターの説明があります。これによると、危険と報告されたウェブサイトに移動しようとしたときや、文字通り比較的ダウンロード数が少ないソフトウェアを実行しようとしたときに警告してなるべく危険から守ろうという趣旨のようです。
万一 SmartScreenフィルター以外のウィルス対策ソフトから警告が出た場合(具体的なウィルス名などがわかるような警告が出た場合)は、実行を中止するとともにこちらにお知らせいただきたいと存じます。
別解として「インターネットエクスプローラを使わない」という手があります。設置・更新の際にはどちらにしても何らかの警告が出ますが、何回も警告されることはないはずです。
不安な方は姫踊子草公式サイトではなく、Vectorから姫踊子草を入手することもできます。私だけでなくVectorのほうでもウィルス対策を行っているので安全度は上がります。ただしこちらの場合でも設置時の警告がゼロになるわけではありません。
より詳しい説明¶
ウェブサイトについては危険と報告されていなければ問題ない一方、ソフトウェアについてはたくさんダウンロードされて(警告にかかわらず、インストーラを)実行された実績がなければ警告されるという仕組みです。
姫踊子草はもともと社会的少数派を救済するためのソフトウェアですので、たくさんのダウンロードを望むのはいささか無理があります。その結果このような表示がなされるものと思われます。
わかっていても警告されるのはあまり気分のよくないものです。しかしはじめから警告を受けない(少なくとも警告内容が緩和される)ように製作者の私がとれる手段も一応あります。
それが上図における「未署名」の状態を「署名された」状態にするというものなのですが、署名された状態にするには「コードサイニング証明書」と呼ばれるものが必要で、通常は年額で約六万円を要します。
率直に申し上げて、姫踊子草だけのために使うには負担が大きすぎる金額です。
この正攻法で行くには、姫踊子草をもっと多くの方に使っていただくか、私が別のWindowsソフトウェアを開発・販売し、そちらでも同じ証明書を使うことで費用の分散を行うということになりますが…私の能力でできそうかと言うとかなり心もとない話ではあります。
いずれにしても警告をまったくなくすのは現状困難です。
注釈
SmartScreenフィルターにはウィルス対策ソフトにはないもうひとつの問題点があるとされています。
それは「どこから」「何を」ダウンロードしたという内容がマイクロソフトに収集されているということです。
個人情報収集の点で考察の必要があるのでは?ということです。もちろん表向きには被害軽減のための収集ということになっているはずですが、気になる方は他のウェブブラウザ利用を検討したほうがよいでしょう。