配列定義ファイルの記述方法を切り替える指定¶
ここでは、次の行以降に影響を与える指定について説明いたします。
やはり行頭や =
記号の前後に余分な空白を入れないようにしてください。
漢字直接入力指示 WantThemselves¶
記述例:
WantThemselves=
WantThemselves=0
WantThemselves=1
WantThemselves=読句退削入帰避間上下左右前次家終挿変無大半仮制多暗空数却未
配列定義ファイル内の出力側キー表現・動作表現では一部に漢字を用いることができます。
これは旧姫踊子草との後方互換のために用意されたものですが、そのままでは漢字直接入力の表現ができないことになります。
そこで WantThemselves=1
と記述した行を入れると、次の行からキー表現で使われる漢字が他の漢字と同じ扱いになります。
' 最初の WantThemselves が出てくるまで、
' 出力側の一部の漢字はキー表現に置き換えられます。
' 例えば『退』は Back Space の意味になります。
WantThemselves=1
' 以後『退』は Back Space の意味を持たなくなります。
また WantThemselves=0
と記述した行があれば、その次の行からは漢字によるキー表現などが再度利用出来るようになります。
WantThemselves=1
' 以後、例えば『退』は Back Space の意味に戻ります。
個別に指定したい場合はその文字を並べて指定してください。
' 次の二行は同じ意味です。
WantThemselves=
WantThemselves=0
' 次の二行も同じ意味です。
WantThemselves=1
WantThemselves=読句退削入帰避間上下左右前次家終挿変無大半仮制多暗空数却未
上の最後の例で列挙した漢字が WantThemselves=
で指定することに意味のある文字となります1。
それ以外の漢字は指定があってもなくても単にその文字を出力する意味となります。
この他、Fy が関係する場所では WantThemselves=
の指定に関係なく漢字がキー表現を意味することがなくなります。