山田太郎議員関係の放送で知ったこと¶
はじめに¶
知ってたけど現状の議論がどうなっているのかを改めて知った場合を含みます。
筆者の思い違い、言葉の誤り等がある可能性を否定できませんのでぜひ山田議員の各番組でご確認ください。
- 議員個人のインターネット番組
- 所属政党「日本を元気にする会」の番組
なお、全体的に筆者個人のメモです。番組を見るようになったのはここ数ヶ月の話。(2015-07-03現在)
項目一覧¶
- 医師会は開業医の団体
なので、高度医療をやっている大病院の医師の意見は全く反映されないのだそうな。
保険外診療を受けると、もともと保険内の診療費の分まで保険で払えなくなってしまうのはそういう事情のせいらしい。「あの安倍自民党でさえ改革を諦めた」というから相当な話。
- 一票の格差
各選挙区の人口と選出される議員数の比の違いをさして言う。特に参議院議員は一時期六倍を超え、現在(2015年)でも約五倍に達している状況が度々裁判で違憲状態とされている。
参議院議員の間でも二倍以下、精一杯与党に「配慮」して四倍以下にしようという案が野党議員から提出されているのだが、自民党が「野党の方に配慮して」という明らかに事実に反する理由で改革を渋っている。
一県一議員以下にしないと格差解消は達成できないため、そこで自民党が抵抗しているとのこと。
- 環太平洋戦略的経済連携協定
TPP 山田太郎参議院議員関係で注目されるのは、著作権の非親告罪化と秘密協議について。
フェアユースが制度化されている米国の規定を、それがない日本で適用すると大混乱になるというのを長期にわたって指摘し続けている。700人以上いる議員の中で指摘を続けてきたのが同議員だけという実に情けない話。
秘密協議については、米国議員には機密保守の条件で交渉情報を見せているが日本には該当するものがないという理由で全く公開されていなかったところ、山田議員が国会法の秘密会規定をもとに見せられるはず、という指摘をしたもの。
ちなみに同様の公開を求めていた農水系の議員は秘密会となるととたんに尻込みをはじめたそうな。
- 国会でただ一人反対票を入れた事件
緑の気候基金法 リンク先を見てもらったほうが話が早いのだが、いちおうここでも説明。
地球温暖化問題を解決するため発展途上国を支援する国際基金があって、基金総額102億ドルのうち15億ドルを日本で負担する法案の話。ざっと世界の七分の一ですな。
15億ドル≒1800億円、外務省予算6900億円の26%、という話を出すまでもなくかなり大きな額。なのに
- 審議は三時間だけ
- 発展途上国の温室効果ガス影響力は世界の27%。出資先がおかしくないか?
- 1800億円の用途は 未定 、監視に理事一人を出すだけ。
- 直近三年の出資分計130億ドル≒ 1.3兆円 (レートが違うからね)の効果は 未検証
- 今回15億ドルで過去三年分が130億ドル…?分割で出資でもしてたのか、初期出資が大きかったのか?
というのが納得できなかったとのこと。そりゃ納得できん、けども国会議員で反対したのは一人だけ。なおこの話は国会を通さずに安倍首相が勝手に約束している点でも大問題。
- 参議院
良識の府として衆議院と対を成し国会を形成する議会。
2015年に与党(自民党と公明党)が国会会期を90日延長するという手段をとったことで従前から問題視されていた存在意義がいよいよ怪しくなってきた。
念の為に補足すると、国民あたりの議員数は少なすぎるくらいで、本業たる立法行為でさえ、法律案にきちんと目を通している議員がいるかどうかはかなり疑問の模様。官僚がまとめたA4一枚の要旨しか見てないらしい。
官僚や政府はそこを利用して、趣旨が逆向きだったりあまり関係のない法案を混ぜ込んだりしているそうな。
だから問題なのは衆議院の優越が強すぎることであって、参議院の存在そのものではない。
- 障害者の被選挙権
- 聾唖(=耳が聞こえない+喋れない)の方が立候補しようとすると、街頭演説の方法が声によるものしかないために圧倒的、不当に不利になるという話。手話通訳の人員も選挙活動の頭数に入れられてしまうのでそちらも不利になる。
- 消費税と海外への金のバラマキ
消費税で増えた3%分がちょうど、安倍総理が海外で口約束を重ねた拠出金額に相当するという話。福祉に回すという話はどこへやら、当の福祉はむしろ後退している。
さすがに金額の類似はただの偶然であるにしても、どうやら以前から国会の議決を経ずに、また決算においてもきちんと報告されていない金の流出がある様子。決算提出後に担当省庁がどう使われたのか把握していないってなんだそれ。
- 水滴とタッチパネル
スイスなどから直接選挙の様子を生放送しようとして失敗。
原因はコンピューターのタッチパネルが雨粒にいちいち反応して操作できなくなってしまったからだそうで。
- スギ花粉症
人災の一つ。1960年代に後でカネになる、とたくさん植えたのが事の元凶。現在では伐採して運びだした時点で足が出るという悲惨な状況になっている。
実際に安価な木材が不足していたようなので同情の余地はなくもないが、伐採されないものだから現在も「増え続けている」というあたりは重罪。
- 党議拘束
国民の代表である議員を、政党内有力者の意見にすり替える手段の一つ。
実際問題としてそれ以外の意味がない。
まだ他にもあると思うけど今思い出せたのはこれくらい。重要な話ばかりなので書き漏らしも多そう。