キー類表現一覧¶
多くの表現は入力と出力の両方に使えます。片方でしか使えないものや、右手担当キー移動でしか使えないものもあります。
一文字の表現¶
@ ; : などの記号キーは日本語106/109キーボードを前提とした説明になっています。
表現 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
半角空白 | 空白キー | Space/スペースキー/スペースバー。 入力側の時は |
$ (入力) | 空白キー | 出力側に使うときは半角空白を使ってください。 |
~ (出力) | 次のキーを直接出力 | 直後に指定された一単位の表現を変換を伴わずに出力します 類似の機能に |
0 から 9 | フルキー側数字キー | テンキー側はF0 からF9 。 |
- | 数字段右側 | フルキー 0 の一つ右。 |
^ | 数字段右側 | フルキー 0 の二つ右。 |
\ | 数字段右側 | フルキー 0 の三つ右、Back Space の左。 |
@ | 上段右側 | Qwerty 配列 P の一つ右。 |
[ | 上段右側 | Qwerty 配列 P の二つ右。 |
; | 中段右側 | Qwerty 配列 L の一つ右。 |
: | 中段右側 | Qwerty 配列 L の二つ右。 |
] | 中段右側 | Qwerty 配列 L の三つ右。 |
, | 下段右側 | Qwerty 配列 M の一つ右。 |
. | 下段右側 | Qwerty 配列 M の二つ右。 |
/ | 下段右側 | Qwerty 配列 M の三つ右。 |
_ | 下線キー | Qwerty 配列 M の四つ右、右 キー操作で下線文字を出力したいときは |
英小文字 | 通常文字キー | 大文字はこの表にあるとおり別の意味になるので注意。 |
A | 左Ctrlキー | 右Ctrl はS 。FA , FS だとAlt キーになる。 |
B | Back Space | |
C | Caps Lock | キーボード上にはない論理鍵です。 出力の度にCAPSロック/解除を切り替えます。 |
D | Delete | |
E | Enter | |
F | 拡張表記(別表参照) | |
G | 矢印キー左 | 矢印キーはU , V , G , J 。FYCb , FYCg も必要に応じて。 |
H | 左シフト | |
H (入力) | シフトキー押下中 | |
H (出力) | シフトキー一時押下 | 次のキー操作が行われるまで 逆にシフトキーを一時的に離上するのは |
I | Insert | |
J | 矢印キー右 | 矢印キーはU , V , G , J 。FYCb , FYCg も必要に応じて。 |
K | かなキー | 現在は論理鍵でキーボード上にはない。 出力の度にKANAロック/解除を切り替えます。 |
L | 左親指キー | 姫踊子草専用の論理鍵。初期設定では空白キー。 設定窓口で担当キー変更できます。右親指キーは |
M (入力) | 右シフトキー | |
M (出力) | シフトキー一時離上 | 次のキー操作が行われるまでシフトキーを仮想的に離上します。 逆にシフトキーを一時的に押下するのは |
N | End | |
O | Home | |
P | Page Up | PgUp と略記されることもあります。Page Down はW 。 |
Q | Esc | |
R | 右親指キー | 姫踊子草専用の論理鍵。初期設定では変換キー。 設定窓口で担当キー変更できます。左親指キーは L 。 |
S | 右Ctrlキー | 左Ctrl はA 。FA , FS だとAlt キーになる。 |
T | Tab | |
U | 矢印キー上 | 矢印キーはU , V , G , J 。FYCb , FYCg も必要に応じて。 |
V | 矢印キー下 | 矢印キーはU , V , G , J 。FYCb , FYCg も必要に応じて。 |
W | Page Down | PgDn と略記されることもあります。Page Up はP 。 |
X | 無変換キー | |
Y | 変換キー | |
Z | 半角/全角キー |
二文字の表現¶
F
で始まる表記は通常後続の一文字と合わせて意味を成します。FC
の場合はさらに後続と合わせて合計三文字以上で意味を持ちます。
表現 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
F0 から F9 | テンキー側の数字 | フルキー側の数字キーは0 から9 。 |
F@ | テンキーの+ | |
F- | テンキーの- | |
F^ | テンキーの* | |
F/ | テンキーの/ | |
F, | テンキーのカンマ | このキーを持つキーボードは少ないようです。 |
F. | テンキーのピリオド | |
F; (出力) | 英数字配列で検索 | 直後の記述から入力一組分を取得し英数字配列から検索します。 かな文字配列ファイル内で指定することにより意味を持ちます。 入力記述一組分には、キー記述一つか
類似の機能に |
FA | 左Altキー | 右Alt はFS 。Alt はAlternateの略。A , S だとCtrl キーになります。 |
FB | [未定義] | |
FC | 三文字拡張表記 | 別表三文字の表現参照。 |
FD (出力) | (IME候補表示終了) | 旧姫踊子草と繭姫で使っていたものです。 姫踊子草2では未実装。 |
FE | [未定義] | |
FF (出力) | (互換冗長指定) | 旧姫踊子草では連続するF を一つのF として解釈していました。 |
FG | [未定義] | |
FH | カタカナ/ひらがな | |
FI (出力) | IME On/Off 切り替え | |
FJ | [未定義] | |
FK (出力) | かなロック一時切替 | 次のキーが入力されるまでかなキーのロックを一時的に切り替えます。 |
FL | (左親指キー) | 後方互換用。 |
FM | [未定義] | |
FN | Applicationキー | 右Alt と右Ctrl の間にある長方形と矢印が記されたキー。 |
FO | 左Windowsキー | |
FP | 右Windowsキー | |
FQ (出力) | 姫踊子草の一時停止 | 旧姫踊子草と異なり、同じ操作での停止解除はできなくなった。 |
FR | (右親指キー) | 後方互換用。 |
FS | 右Altキー | 左Alt はFA 。A , S だとCtrl キーになります。 |
FT | Numlockキー | Caps Lockキーやかなキー同様に出力ごとにロック設定/解除が切り替わります。 |
FU | Caps Lock/英数キー | 実在のキー。論理鍵の Caps Lock は 離上を検出できないため、左 |
FV | [未定義] | |
FW | [未定義] | |
FX (出力) | 一時的にIMEを英数 | 後続の出力一単位が完了するまでIMEを一時的に英数モードに切り替えます。 元々はすでに廃止された「変換ファイル」で使うためのものでした。 類似の機能に |
FY (出力) | 四文字拡張表記 | 別表四文字の表現参照。 |
FZ (出力) | 英数非英数条件分岐 | FZかな文字配列不適用時FZかな文字配列適用可能時 という記述で利用できます。 |
Fa から Fx | F1からF24の各キー | |
Fy (出力) | 逐次打鍵接続 |
当機能実現のため、入力には使われ得ない全角文字などを置いてもよくなりました。 |
Fz | [未定義] |
三文字の表現¶
FC\*
FC/
FC%
は過去の開発版に存在した機能で、現在は事実上未定義です。
姫踊子草2では設定窓口で切り替え対象のソフトウェアを指定し、以後自動的に切り替える方法を取ります。
表現 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
FC- (出力) | 一つ前の IME を選択 | 複数の IME が設置されているときにそれを切り替えます。 入力先ソフトウェアによってうまく動作したりしなかったりすることがあります。 |
FC+ (出力) | 一つ次の IME を選択 | 複数の IME が設置されているときにそれを切り替えます。 入力先ソフトウェアによってうまく動作したりしなかったりすることがあります。 |
FC* (出力) | (練習モード On/Off) | 過去の開発版に存在していました。 手動でタイピング練習ソフト対応モードに切り替える機能でした。 |
FC/ (出力) | (ローマ字練習/かな練習切替) | 過去の開発版に存在していました。 タイピング練習ソフト対応モード適用中に ローマ字練習ソフト対応とかな練習ソフト対応の切り替える機能でした。 |
FC% (出力) | (通常,ローマ字,かな練習切替) | 過去の開発版に存在していました。 |
四文字の表現¶
漢字直接入力で思い出せない/使えない場合を想定した機能と、待ち入力表示や 補助鍵盤画像の制御などがここに含まれます。
このほか、特殊機能の新設時もここに含まれる可能性があります。
表現 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
FYCb (出力) | 未確定文字数分だけ左へ | 0ではない有効な最新の未確定文字数だけ矢印左キーを出力します。
|
FYCg (出力) | 未確定文字数分だけ右へ | FYCb を参照のこと。 |
FYCm (出力) | 末尾までの出力方法を変更 | 非通常文字キーや 入力の押下時に SendInput ではなく PostMessage で
WM_KEYDOWN/UP を用いるようになります。出力の末尾まで有効で、再度使うと元に戻ります。
キー操作で出力できない文字に対しては |
FYKt (出力) | かな文字配列の有効/無効切替 | かな文字配列定義ファイルに記述した場合、有効→無効しか使えません。 無効→有効も使うためには制御出力配列などで使ってください。 |
FYKa (出力) | かな文字配列を有効にする | かな文字配列定義ファイルの中で定義しても検出できません。 制御出力配列などほかの有効なデータファイルで使ってください。 |
FYKd (出力) | かな文字配列を無効にする | |
FYHt (出力) | 補助鍵盤画像の表示/非表示切替 | |
FYHa (出力) | 補助鍵盤画像を表示する | |
FYHd (出力) | 補助鍵盤画像を非表示にする | |
FYId (出力) | 未確定文字があるときだけ確定 | 現在は確定に 出力の先頭にあるときだけ未確定文字列の有無を検査し、先頭以外では常に |
FYMt (出力) | 待ち入力表示の表示/非表示切替 | |
FYMa (出力) | 待ち入力表示を表示する | |
FYMd (出力) | 待ち入力表示を非表示にする |
漢字による表現¶
旧姫踊子草では最終的に「変換ファイル」と呼ばれる定義に従って出力の変換を行っていました。
現在はこれが廃止されたため、過去に変換できた漢字による動作指定を決め打ちでのみ残しています。
未
と却
については旧版互換というだけでなく重要な意味を持ち多用されています。
漢字直接入力などの為にこれらの文字を直接利用したい場合はWantThemselves=
による指定変更を利用します。
出力側Fy
に対応する目的で入力側に漢字を使う場合は下記の意味をもちません。また、Fy
の有効範囲でもWantThemselves
の指定に関係なく下記の意味は持たなくなります。
表現 | 本来の表記 | 意味 | 備考 |
---|---|---|---|
未 (出力) | (該当なし) | 入力に対する定義なし | 配列ファイルに記述がない状態と同じものとして扱われます。 |
却 (出力) | (該当なし) | 何も出力せずに捨てる | 対応する入力操作に対して意識的に「無動作」になります。 |
退 (出力) | B | Back Space | |
削 (出力) | D | Delete | |
入 (出力) | E | Enter | 入と帰は同じ。 |
帰 (出力) | E | Enter | 入と帰は同じ。EnterではなくReturn(復帰)と呼ばれていた名残のつもりで定義。 |
避 (出力) | Q | Esc | |
間 (出力) | T | Tab | |
上 (出力) | U | 矢印キー上 | |
下 (出力) | V | 矢印キー下 | |
左 (出力) | G | 矢印キー左 | |
右 (出力) | J | 矢印キー右 | |
前 (出力) | P | Page Up | |
次 (出力) | W | Page Down | |
家 (出力) | O | Home | |
終 (出力) | N | End | |
挿 (出力) | I | Insert | |
変 (出力) | Y | 変換キー | |
無 (出力) | X | 無変換キー | |
大 (出力) | C | Caps Lock | |
半 (出力) | Z | 半角/全角 | |
仮 (出力) | K | かなキー | |
制 (出力) | (該当なし) | Ctrlキー | |
多 (出力) | FI | IME On/Off | |
数 (出力) | FT | Num Lock | |
読 (出力) | 、 | 読点の出力 | 旧姫踊子草では , の出力に割り当てられていました。 |
句 (出力) | 。 | 句点の出力 | 旧姫踊子草では , の出力に割り当てられていました。 |
空 (出力) | 半角空白 | 空白キー | 場所によっては$ でも可。最初の表を参照。 |