◆代用鍵・補助鍵関係

各種代用キー・特殊キーの指定

次の各キー指定にあたりそれぞれの選択ボタンをクリックすると、メニューが現れていくつかの選択方法を利用できます。

よく使われる空白キー・変換キー・無変換キーについてはメニューから直接指定できます。

左シフト・右シフト各キーも指定できるようになっていますが、これは TRON キーボードで使う場合のために用意されたものです。その他の用途で使うことはあまりないと思われます。

そのほかのキーを指定したいときのために直接入力で選択(D)メニューが用意されています。打鍵による指定待ちを参照ください。

また、機能が不要なキーについては割り当てを解消する(U)メニューで無指定状態にできます。

左親指キーの代用・右親指キーの代用

姫踊子草は親指シフトエミュレータの側面を持っています。本来の親指シフトキーボードは空白キーや変換キーのさらに手前に親指右キー・親指左キーがありますが多くのキーボードにはそのようなキーが存在しませんので、ここでその代用キーを指定します。

初期設定では左親指に空白キー、右親指に変換キーが割り当てられています。多くの場合は変更する必要がありませんが、あえて親指シフトキーボードと姫踊子草を併用するといった場合には、例えば左親指キーを無変換キーに割り当てなおすといったことが必要になります。

親指キーを一つしか使わない入力法においては、左親指キーを用いることになっています。

タイピング練習時英数切替

タイピング練習ソフト対応機能を使っているときは、IMEの状態とは関係なく原則として◆かな文字配列による変換が使われますが、練習ソフトによっては途中で英数字入力を求められることがあります。

この機能に割り当てられたキーを押すごとにかな配列の利用/不利用を切り替えることができ、一時的な英数字入力に対応することができます。

初期設定では無変換キーに設定されています。また、このキーについては◆制御出力配列の変換結果によって出力された場合にも反応します。

補助キー

姫踊子草に言う補助キーとは、これを活用して補助鍵盤画像待ち入力表示を操作したり、本体メニューを簡単に出したりできるように定義されたものです。普段使わないキーを設定することで利用可能になりますが、そもそもこれらの需要がない場合は定義する必要がありません。

初期設定では定義されていない、つまり利用不可となっています。

同時打鍵受付最大ずれ時間

同時打鍵に用いられるキーは論理上は文字通り「同時」に入力することになっていますが、実際には複数の事情から完全に同時に打鍵することは困難です。

同時打鍵に判定すべき二つのキー入力ずれをどれだけ許容するかという設定をここで行うことができます。

初期設定では100ミリ秒(0.1秒)になっています。

同時打鍵受付回避時間上限

同時打鍵にずれ時間を許容することで、別個の打鍵として扱ってほしい打鍵を同時打鍵として誤判定する可能性が出てきます。これは入力速度や人間側の癖、その他の環境条件などにより必要であったりなかったりします。

同時打鍵が成立しそうな同時押下があっても、ここで設定した時間以内に片方を離上した場合は同時打鍵と見做さなくなります。

別の言い方をすると、ここで設定した時間から上記同時打鍵受付最大ずれ時間の間だけ同時押下状態が成立していたときのみ同時打鍵と見做すことになります。それより長かったり短かったりした場合は単独打鍵扱いになります。

初期設定では時間設定がなく、ゼロ秒扱いになっています。

飛鳥等シフト残り対処時間

飛鳥配列では次の要素の関係で前節の誤判定状況がさらに強く出ることがあります。

  • 二つのシフトキーがあること
  • 同時打鍵成立後は離すまで押しっぱなしでシフト効果が持続すること

ここで設定する値は、この連続シフト効果を持つ状態にあるキーについて有効です。最初の同時打鍵については、前節の値を元に判定します。

初期設定では時間設定がなく、ゼロ秒扱いになっています。